高山病の予防・治療について

高山病の原因

高地では気圧の低下とともに大気中の酸素分圧の低下が起きます。
たとえば、富士山の山頂では平地と比べて気圧は2/3になり、動脈血の酸素飽和度も80%台にまで低下します(平地では97%以上)。
このような環境下では
① 全身の臓器の浮腫(むくみ)
② 全身の臓器の低酸素状態 がおこり
それが高山病の主な原因とされています。

高山病の症状

一般に、高山病の症状は標高2000m以上で起こるといわれていますが、高齢者などでは1500m以上でも起こる可能性があります。
高山病は3つに分類され

  • ① 山酔い (Acute Mountain Sickness: AMS)
  • ② 高地脳浮腫 (High-Altitude Cerebral Edema: HACE)
  • ③ 高地肺水腫 (High Altitude Pulmonary Edema: HAPE)

に分けられます。

  • ① 山酔いの症状としては頭痛、倦怠感、食欲低下、吐気などの二日酔いに似た症状が起こります。より重篤な高山病の症状の前兆として起こることもあるので、このような症状が出てきたら、高度を上げるのを一旦中止しましょう。
  • ② 高地脳浮腫の症状として思考力低下、眠気が起こります。また、泥酔した時のようにまっすぐ歩けなくなることがあります。山酔いの症状なしに突然発症することもあります。
  • ③ 高地肺水腫の症状としては息切れ、呼吸困難といった症状が出現します

高山病の予防

  • ① ゆっくりした日程
    なるべく時間をかけて高度を上げていく、疲労を蓄積させない
  • ② 水分補給
    高地に行くと尿量が増えて脱水傾向になりますが、脱水が高度になると高山病の症状が悪化するので水分補給を十分に行うことが大事です。
  • ③ 旅行前のトレーニング
    余裕があれば2000m以上の山に登って、高所に体を慣らすことが有用です。
  • ④ 避けた方がいいもの
    アルコール・満腹・睡眠薬
  • ⑤ アセタゾラミド(ダイアモックス)
    高地に到着する前日から、到着3日後までの4日間、1回125 mg(1錠の半分)を1日2回服用します。副作用としてしびれなどの知覚異常がみられることがあります。ほとんどが徐々に改善します。

高山病の応急処置

  • ① 下山
    高山病の治療で最も効果があります。可能ならば第一に試みるようにしましょう。天候等の問題で難しいようなら最低限それ以上高度を上げないようにしましょう。
  • ② 酸素
    観光地の救護所、空港、ホテルなどで設置しているところもあります。
  • ③ ガモウ(ガモフ)バッグ
    密閉されたバッグの中に入り空気を送り込んで加圧します。ツアー会社などが準備していることがあります。
  • ④ 薬剤を用いた治療
    • 1) アセタゾラミド(商品名 ダイアモックス)
      1回250 mg(1錠)を1日2回服用します。
    • 2) デキサメサゾン(商品名 デカドロンなど)
      高所脳浮腫の緊急処置薬  初回8 mg、以降6時間ごとに4 mgを使用します。
    • 3) ニフェジピン(商品名 アダラートなど)
      高所肺水腫の緊急処置薬  8時間ごとに20~40 mgを1日2回服用します。

クリニック概要

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あづま内科小児科

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